「ついでに」はNG!?
とあるセールスの方から電話がありました。
「急なんですが、明日そちらの方面のお客様(同業者)に伺う予定がありますので、ついでに寄らせていただいてもよろしいでしょうか?」とのこと。
…ん、「ついでに」!?
率直に、あまりいい気はしませんでした…。
これについて皆さんはどう思いますか?
日本語のニュアンスの難しさ
「ついでに」という言い回しは、相手に二の次であるという印象、ついでの扱いであると感じさせてしまい、誤解を招くことになるかもしれません。(今日の明日、という時点で「ついで」なんですけれども。。)
ちなみに今回の件、社会人1年目の新人さんのようで明日のアポイントが急であることの理由としてとっさに出た一言だったようです。
そう思うと、日本語ってつくづく難しいですね。
他にも、「〇〇『で』いい」は、『で』に自発的に選んだというニュアンスが欠けて不快と感じる場合もあるかもしれません。
「〇〇『が』いい」だと、『が』にbestなイメージを与え、清々しさを感じます。
選んでもらった側も好感を覚えますよね。
ボキャブラリーと相手の立場を考えることが大切
では、先ほどの「ついでに」はどう話せば良かったのでしょうか?
ビジネスマナー的な話になってしまいますが、他のお客様に伺う予定、とまで言わない方が良かったのではと思います。(そちら方面で予定がある、等で充分かと。)
もしくは、「ついでに」の代わりに「前後に」や「~かたがた」等を用いれば、感じ方も違ってくるような気がします。
どちらにしても、色々なニュアンスが使い分けれるようなボキャブラリー力(りょく)と、相手がどう受け止めるかを常に考えることが大事だと感じた出来事でした。